【経験談】子育てで一番大変だったのは”鼠径(そけい)ヘルニア”

雑記

子育てで大変だったことを聞いて役立てたい!

そんな人のための記事です。

私は5歳の男の子の親で育児には割と積極的に参加してきました。

そんな私と妻が「子育てで一番大変だったことは?」

と聞かれたら「鼠径(そけい)ヘルニア!」と即答します。

鼠径ヘルニアについて解説しつつ、当時の反省点ややってよかったポイントも合わせてご紹介していきます!

参考にして頂ければ幸いです。

鼠径ヘルニアとは

鼠径ヘルニアとはいわゆる「脱腸」のことです。

「ヘルニア」とは組織が正常にあるべき部位から隔壁の弱い部分あるいは筋肉の脆弱な部位を通過して、非生理的な位置に脱出することです。

「鼠径ヘルニア」は鼠径管というお腹の筋肉の弱い部分をとうして腸がお腹の中からはみ出してきたものです。(鼠径管とは:赤ちゃんの精巣や卵巣は赤ちゃんが母親の胎内にいるときには、まだ自分のお腹の中の高い位置にあるのですが、産まれてくるまでにだんだんと下降してきてそれそれの指定席にきます。その際に通った筋肉の隙間で、トンネルのような構造になって、それを鼠径管といいます)

引用元:岡村記念クリニック

精巣や卵巣が最初はお腹の中にあって、産まれてくるまでにだんだん降下してくるなんてしりませんでした

「鼠径ヘルニア」の発症率

鼠径ヘルニア発症者の80%以上が男性で、一生のうち

  • 男性:27%
  • 女性:3%

に鼠径ヘルニアが起こるそうです。

こどもの発症率は100人中2-5人程度で、1クラスに一人はいるくらいのよくある病気です。

(子供の病気で最も多いのがそけいヘルニアです)

ただ、小児の病気と思われがちですが、成人になってからも多い病気でもあります。

年を取ってくるとお腹の壁も弱くなることが原因で、立った時やお腹に力を入れた時に、鼠径部の皮膚の下が膨らみます。

「鼠径ヘルニア」の症状とは?

こんな症状があれば鼠径ヘルニアが疑われます。

  • 下腹部に膨らみがある
  • 立っている時や、お腹に力を入れた時に膨らみが出る
  • 横になると膨らみがなくなる

私も子供をお風呂に入れているときに下腹部に膨らみがあることで気づきました

よかったポイント:おかしいと思ったらすぐ病院へ!

鼠径ヘルニアでよかった行動はすぐ病院へ行ったことです。

最初に「何かおかしいな」と思ったのは子供が1歳前でお風呂に入れていたときなのですが、そのときは翌日にかかりつけの小児科に行きました。

かかりつけの小児科では対応できないということで大きな病院へ紹介状を書いてもらい、その後大きな病院で正式に鼠径ヘルニアの診断を受けて手術を予約しました。

また、真夜中に「脱腸」してしまい泣き止まないときにも病院へ連れて行きましたね。

特に最初の子供だと親は「このくらいの症状で病院に連れていくべき?」と判断に迷うと思います。

お医者さんの中には「こんな軽い症状で病院に連れて来るなよ」という人もいますからね。^^;

ただ、病気の専門家でもない親は症状が軽いのかどうか判断できないので、お医者さんに何を言われようとも連れていくのが正解です。

私はお医者さんに辛辣なことを言われた経験はないですが、連れていくか迷う気持ちはわかります!

大変だったこと:手術までの病院通い

鼠径ヘルニア自体は日帰り手術もあるくらい簡単な手術です。

ただ、鼠径ヘルニアが発覚したのが6月下旬で、ちょうど夏休みに入る時期だったので、日帰り手術を受けるのが2カ月以上先になってしまいました。

その間に何回も「脱腸」状態になり、親では戻せなかったため病院に連れて行ったのですが、そこがとにかく大変でした。

(「脱腸」状態を放置すると腸が壊死してしまいます)

どうやらうちの子供は「脱腸」しやすく戻しづらい症状だったらしく、一日一回ペースで病院に連れていき、一日二回(朝と夜)みたいな日もありました。

真夜中に病院に連れて行ってもすぐに見てもらえるわけでもなく、2時間くらい待合室でぐったりする子供を抱えながら待つのは体力もいりましたね。

そして、子供はお腹が痛いのでご飯をあまり食べれずドンドン痩せてしまったことが辛いポイントでした。

そけいヘルニアに比べると、子供のわがままとか夜泣きとかは全然いい方ですね

反省点:病院は個室にすればよかった

結局、あまりに脱腸が多いので日帰り手術までは待たずに入院して手術を受けることになりました。

入院といっても手術の前日に病院に泊まり手術後は経過を見てその日のうちに退院するので、そこまで日帰り手術と大差ないと思っていたのですが

子供の集合部屋はめちゃくちゃ大変でした!

これは皆さん覚えておいた方がよいです(笑)

大人のようにモラルがあるわけではないので、当たり前といえば当たり前ですが、お金がかかっても小部屋にしておけばよかったですね。

短期の入院なら大人も子供も絶対小室!
というのが我が家の方針になりました

集合部屋で色々大変だったわけですが、その代わりに鼠径ヘルニアでかかった手術代ゼロでした

普段税金を取られるだけの立場ですが、ここは助かりましたね。

本当に日本の医療福祉制度は整っていると思います。

かかったのはタクシー代くらいでした。

まとめ

以上、子供が入院した体験をご紹介しました。

今では元気によく食べる子に育っています。1歳だったこともあって”そけいヘルニア”だった記憶は全くないそうです。

この体験の結論としては、

  • すぐ病院に連れていくことの大切!
  • できれば個室を選択した方がよい!
  • 子供の医療費負担ゼロは本当に助かる!

です。

少しでも皆さんのご参考になれば幸いです。

ではでは。

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