【書評・感想】後悔しない超選択術|メンタリストDaiGo

雑記

皆さん、後悔していることはありますか?

人は合理的に判断しているようで、実はできていないことが多く、後悔することが多々あります。

人生は選択の連続で私自身も後悔していることは多々あります。

そんな多くの人の抱える後悔について「後悔しないための思考法」を紹介しているのがメンタリストDaiGo著の”後悔しない超選択術”です。

メンタルリストDaiGo執筆の本で高評価なだけあって、参考になる部分が多かったのでご紹介します。

人生で大きな選択を迫られた時に読むと良さそうな本です。

私自身は「投資」で後悔しないヒントがあるかなと思って読んだのですが、人生レベルで後悔しない選択をメインに書かれていました(笑)

ちなみに、この本の行動を心がけることで後悔の数が減ったように思います。

死ぬ瞬間の5つの後悔

この本によると「死ぬ瞬間の後悔」は以下の5つが多いそうです。

  1. 他人の期待に従って生き過ぎた
  2. 働き過ぎた
  3. 素直な感情を表現しなかった
  4. 友人に連絡をあまり取らなかった
  5. 自分をもっと幸せにすればよかった

個人的にはどれも心当たりがありますね(笑)

皆さんにも当てはまるものはあるでしょうか?

死ぬ瞬間は”人生やり切った!”と思って死にたいなぁ

間違った常識

間違った常識として以下がの3つが紹介されていました。

  • 間違った常識1:正しい選択肢がある
  • 間違った常識2:今ある成功は、自分の過去の選択肢でできている
  • 間違った常識3:選択肢は多ければ多いほど可能性が広がる

未来に何が起きるかわからない以上、「選択肢に正解はなく、あるのはベターな選択肢だけ」ということですね。

また、「間違った常識3」は特に誤解されがちですが、「多すぎる選択肢は判断を鈍らせることがある」ということも理解しておいた方がよいです。

本書では「ジャム理論」という、有名な実験を例に挙げて、「選択肢の数が、消費者にどう影響を与えるか?」を紹介していました。

意思決定スタイルは5つに分けられる

本書によると意思決定は以下の5つに分類されます。

  1. 合理的スタイル:選択肢に対して理論的に分析、比較し、合理的に選択するタイプ
  2. 直観的スタイル:数字やデータより、自分の感覚を重視するタイプ
  3. 依存的スタイル:他人のアドバイスに耳を傾け意思決定していくタイプ
  4. 回避的スタイル:意思決定を先延ばしにしようとするタイプ
  5. 自発的スタイル:選択するスピードが早く、判断力があるタイプ

どのスタイルかは完全に分類できるものではなく、混在しているものです。

そして、人は意思決定スタイルに合った選択をしやすい傾向があると理解しましょう!

私の場合は「お昼ご飯を決める」レベルであれば依存的スタイルですね
重要なことは合理的スタイルが多いかな

ちなみに、5つのスタイルの中で、自分が下した選択肢とその結果について、後悔しない確率が最も高かったのは合理的スタイルだそうです。

また、何かを判断するときに“直観は当てにならないこと”の例として“刑事の勘”が紹介されていました。

ベテラン刑事でも嘘は50%しか見抜けないそうです。
(素人も50%で嘘を見抜けるので、素人と同じということ)

そして嘘を見抜く訓練をした人は90%で嘘を見抜くそうです。

それだけ直観は当てにならないということですね

結果の受け止め方には2種類ある

結果の受け止め方は以下の2種類に分類されます。

  • マキシマイザー(完璧主義)
  • サティスファイザー(完了主義)

マキシマイザーは選択の結果に満足することが少なく、常にストレスを溜める傾向があります。

どの意思決定スタイルでもサティスファイザーの方が、より後悔しない可能性が高いです。

さらにマキシマイザーは以下の2種類に分類されます。

  • 促進系マキシマイザー:多くの選択肢を徹底的に調べてそれぞれのメリット/デメリットを比べて、ポジティブな面を見出そうとする
  • 評価系マキシマイザー:「客観的に最高の選択肢があるはずだ」という前提に縛られて、あらゆる可能性を検討しようとする傾向が強い

大切なのはどんなタイプで合っても自分のタイプを自覚することです。

「合理的に選択して、その結果に満足する」ということが、後悔しない洗濯をするためのポイントになります!

後悔しない選択をするための準備

特に準備の部分は実際に本書を読んでいただいた方が理解が深まると思いますが、以下が後悔しない選択をするための準備の概要は以下です。

  • 準備1:人は衝動に抗えない弱い生き物だと心に刻む
  • 準備2:客観的な視点を持つために母数を意識する
  • 準備3:自分の時間感覚を過信しない(人は「計画錯誤」と呼ばれる現象で作業を少なめに見積もる)
  • 準備4:誰かに見られていると想像すること(理解や判断を司る認知機能が向上する)
  • 準備5:未来の自分を想像してみる(その選択の、10分後、10か月後、10年後はどうなっている?)
  • 準備6:プランやコストを明確化する

どの項目も当たり前ことではありますが、本書を読んで改めて腑に落ちました。

今、目の前の相手と口論することで、5年後幸せになっていますか?
など、意思決定の前に中期・長期の未来を想像してみるのがいいですね。

難しい選択は午前中に行う

選択する時間谷も注意した方がいい例として、イスラエルの刑務所での仮釈放の決定について調査した研究が紹介されていました。

仮釈放の申請がどのくらい認められたかについて着目したところ、認められたのは3分の1で、そのうち70%が午前中の審問でした。

午後に承認されにくいのは、重要な選択を繰り返すことによる「選択疲れ」が起きているためだそうです。

本当に難しい選択は午前中にした方がよいということですね!

不安への対策

不安への対策としては、
「ネガティブバイアスの存在を意識して、自分の感じている不安が本当に意識を向ける必要があるほど危険(命に係わる、人としての信用に関わる)なのかを冷静になって考える」
ことが大切です。

不安を感じると心拍数が上がりますが、不安を興奮として捉えることで心理的な負担を軽くすることができます。

選択肢を鈍らせる5つの落とし穴

選択肢を鈍らせるバイアスとして以下の5つが紹介されていました。

  1. 感情バイアス:心に余裕がない人ほど脳が楽したがって、前例に従うバイアスがかかる
  2. プロジェクションバイアス今、この時点での感情をベースにして「未来もきっとこうなるだろう」と見積もってしまう現象のこと
  3. サンクコストバイアス:過去ではなく今の自分に目を向けることが対策
  4. 正常性バイアス:自分にとって都合の悪い情報を無視してしますバイアス
  5. メモリーバイアス:私たちの脳には嫌な記憶ほど強く残りやすい

私自身はどのバイアスも心当たりがあります。バイアスまみれです(笑)

また、選択肢を高める方法として

  • 多すぎる選択肢に対してはトーナメント方式で決めていくと満足度が高い
  • 後悔しない選択をすることについては、適度な空腹状態の方が判断力が高くなる

という方法も紹介されていました。

まとめ

メンタリストDaiGo著の「後悔しない超選択術」をご紹介しました。

本書ではその他には、

  • 「後悔しない選択をするためのトレーニング方法(1日再構成法)」や
  • 「後悔しない選択をするためのトレーニング方法(コアバリュノート)」や
  • 「後悔しない選択をするためのトレーニング方法(少しずつ変化する)」

も紹介されていますので、読んでみるとよいと思います!

kindle unlimited の30日無料で読めるのでおすすめですよ。

ではでは。

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