2020年3月の市場が暴落していたころにバフェットにのって失敗した話です。
大物投資家にくっついておこぼれを狙う投資を、ジンベイザメにくっついて行動しているコバンザメになぞらえてコバンザメ投資と呼びます。
この記事では、コバンザメ投資を行って失敗したことをぶっちゃけつつ、反省点を記事にしていこうと思います。
投資初心者の方のご参考になれば幸いです。
コバンザメ投資の経緯
2020年2月~3月は新型コロナウィルス(COVID-19)が世界に流行し出したことによって株式市場は暴落していました。
俗にいうコロナショックというやつです。
そんな中、世界一の投資家ウォーレン・バフェットが「デルタ航空株を買い増している」というニュースが出回りました。
当時のバフェットはこう語っています。
(航空会社への影響は)悲惨だ。
私はいつも、いつかパンデミックが起こるだろうと感じてきた。
世界には今後5、10、20年で他のことも起こるだろう。
世界とはそういうものだ。
道は平らではない。
人類の進歩とは信じられないほどで、止まることはない。
航空会社株は売らないよ。
航空株は売らないよ:ウォーレン・バフェット
「航空株は売らないよ。」とはなんとも力強い言葉ですよね。
これを見て私は
確かに航空業界は打撃を受けているが10年後も人は飛行機に乗り続けるだろうし、何よりバフェットが買っているなら上がるんだろう。
よっしゃ!買ってみるか!
と安易に考えてしまったんですね。
デルタ航空株のチャートは以下の通りです。
デルタ航空は2月は58$付近でしたが3月に20$まで下がっていてバーゲンセール状態に見えましたね(笑)
結果としては私は42$で20万円分、20$で20万円分のデルタ航空株を購入してみました。
正直デルタ航空はよくわからなかったですが、大手航空会社のようだし
「ずっと持っていればコロナショックが終わった後に株価は戻るだろう」と。
この辺が判断ミスでした。
そして、その後、5月ごろバフェットが航空株すべて売却したというニュースが出回ったのです。
バフェット氏は2月にデルタ株をいったん買い増したことについて「間違いだった」と認めた。
「外出制限が人々の行動に与える影響は分からない。3~4年後に、昨年までのように飛行機に乗るようになるのか見通せない」と悲観的な見方を示した。
バフェット氏、航空株すべて売却 「世界は変わる」
いや、売らないって言ってたやん!
人類の進歩は止まらないって言ってたやん!
って思いましたね(笑)
それとともに
自分の失敗を素直に認めて損失確定させるなんてこのおじいちゃんの判断力すごいな~
とも思いもいました。さすが世界一の投資家です。
ジンベエザメを失ったコバンザメ投資家が取れる道は3つです。
- このままホールドし続ける
- 売って損失確定させる
- タイミングを見て損失出ないところで売る
結果としては私は「タイミングを見て損失出ないところで売る」ことを選択して、運よく売り抜けることができました。
(損失確定させる痛みにまだ私は耐えられないようです・・・)
結果的には、拠出額の40万円が55万円になったのでプラスで終われましたが、このまま売れなかったらどうしようと不安でしたね。
一番低い20$で拾えたのが大きかったです。
この経験からの学び
この経験から以下を学びました。
- 安易にコバンザメ投資してはいけない。自分の判断に従った投資が大切!
- コバンザメ投資家がジンベイザメを失うとうろたえる(笑)
- 個別株は買う前によく調べること!(当たり前ですが)
- 購入タイミングは分散させた方がよい!
- 下がっている株を買う場合は自分が考えているよりずっと少額から入ること!
- 暴落時には個別株ではなくETFを買った方がよいかも!
結果論ですが、デルタ航空を買わずにVYMなどの高配当ETFを40万円買っておけばどんなによかったかと思います。
私の失敗と学びが誰かのご参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ではでは。
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