このブログは将来の自分の子供に向けて「学びがあるな」と思ったことを中心に書いているのですが、今回は
少数派が間違っているとは限らない
というテーマで記事をまとめます。
多数決は少数意見の排除に他ならない
皆さんは、今まで生きてきた中で多数決をしたことはありますか?
たぶん「No」と答える人はいないでしょうね。
学校でも政治でもマンション運営でも、団体を運営していくうえで短時間で効率的に答え(らしきもの)を出せる多数決がよく採用されています。
ただ、多数決は少数意見の排除なのでいいものとも限りません。
ともすれば、「少数意見」=「悪いもの」と思われる原因になりがちです。
現在は、政府が「多様性を認める社会」をスローガンに掲げていますが、まだまだ「少数意見」は弱いと感じます。
皆さんもなんとなく少数派に回りたくないと思っているのではないでしょうか?
資本主義社会では少数派こそ有利
そんな弱い存在の少数派ですが、資本主義社会や株式の世界ではむしろ少数派に回った方が圧倒的に有利です。
それは希少価値が生まれるし、先行者利益があるから。
価値の本質は希少性です。
あなたは「47都道府県を全部暗記してる人」と「プログラミングできる人」がいたらどちらに価値を感じますか?(どちらを雇いたいと思いますか?)
おそらく「プログラミングできる人」ですよね。
何を当たり前のことを言っているんだ
と思うかもしれませんが、すべての日本人がプログラミングできて、都道府県を暗記している人がいない世界があったら、「47都道府県を全部暗記してる人」の方が価値があるということです。
つまり、皆が知ってる知識を頑張って覚えるより皆が知らない知識を頑張って覚えた方が有利ということです。
例えば、英語を話せる人に価値があるのは、日本人のほとんどが英語が話せないからです。
また、少数派で最初に新しい市場に飛び込むと「先行者利益」があります。
誰よりも早く新しい市場に飛び込むことで、利益を独占し市場における優位な立場を確立できるということです。
YouTubeのカジサックやあっちゃんがいい例ですね。
希少性は場所によって変わるという話もありますがここでは割愛します。
少数派が間違っているとは限らない
少数派が有利と書きましたが、少数派が間違っている(=多数派が合っている)とは限りません。
例えば、敗戦前の日本では「日本が負ける」と考えていたのは少数だったでしょう。
バブル崩壊前の日本で、バブルが崩壊すると考えていたのは少数だったでしょう。
(みんな浮かれていましたからね)
しかし、実際に日本は敗戦して、バブルは崩壊しています。
あるいは、ナチスヒトラーを選んだのは多数決でしたが明らかに間違いだったでしょう。
何を言いたいのかというと、多数派が常に正しいかと言うと「そんなことはない!」ということを理解しておいてほしいのです。
現在、日本では資産運用している人は圧倒的に少数派です。
NISA口座を開設している人は15%しかいません。(運用している人はもっと少ないです)
多くの人はお金オンチでひたすら銀行預金だけで生きています。
ただ、多くの人が取っている行動が正解だとは限らないということです。
バブル崩壊前に売り抜けた、少数派こそが正しい判断をしたという事実を忘れないでいましょう♪
まとめ
会社の意思決定は優秀なトップの数名で決めたりしますが、資本主義としては合理的ということですね。
多数決で決めていると無難な選択しかできなくなるので危険ということは覚えていいた方がいいです。
頭のどこかで少数派になるように意識して行動していきましょう!
少なくとも、国に元気が無くなってきている日本で資産を分散させない(=投資しない)という多数派になることだけは避けてください。
P.S.
そういえば、LIAR-GAME(ライアーゲーム)で「少数決ゲーム」というのをやってましたね。
第2回戦は多数決ならぬ少数決ゲーム。指名された出題者がYESかNOで回答する質問を1つ出し、多数派に投票したプレイヤーが脱落します。これを何度か繰り返した後、残り人数が1人か2人になった時点でゲーム終了です。
回答時間は1問につき6時間で、質問に対し真実を答える必要はありません。YES/NOが同数になるか、全員が片方に投票すると無効になります。
今回の貸付金は、時価1億円の宝石が付いたネームプレートです。敗者はプレートをそのまま置いて会場を去り、事務局が宝石を賞金に換金するとのこと。参加プレイヤーは22名なので賞金総額は21億円で、勝者が2人の場合は山分けをします。
ciatr[シアター]
面白いので読んでない方は一度読んでみることをオススメします。
P.P.S
同じような考えをわかりやすく説明してくれてる動画がありました。
ではでは。
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