IT企業に勤めていますが、米国株のピュア・ストレージ社の技術やビジネスモデルに魅力を感じたので、ピュア・ストレージ株を100株買ってみました!
今回はトレード報告とピュア・ストレージ(PSTG)の銘柄分析をまとめます。
ピュア・ストレージは成長株で、ハイリスク・ハイリターンな投資になりますので、皆さんには積極的にオススメしません。
ただ、私はIT業界で働いていて仕事と関連あり、ビジネスモデルとしても興味を持ったので買ってみました。
本記事ではピュア・ストレージ(PSTG)の企業情報と財務実績を紹介します。
ピュア・ストレージ(PSTG)を20ドルで100株購入
米国株のピュア・ストレージ(PSTG)を20ドルで100株購入しました。
合計:2000ドル
(1ドル109円で計算すると約21.8万円)
3月から指値注文を入れていたのですが、一時的に下落して約定していました。
16ドルにも指値注文を入れておこうか少し迷っています。
相場としては引き続き買う局面ではないので、皆さんはインデックス投資だけ淡々と続けてキャッシュポジションを厚めにすることをお勧めします。
私の2021年5月時点での評価は以下です。
評価概要
ピュア・ストレージ
ポイント1:オールフラッシュストレージの分野において圧倒的な技術力と価格優位性がある
ポイント2:永年保守という継続して利益を出せるビジネスモデル
ポイント3:成長株でハイリスク・ハイリターン
成長性
割安感
収益性
財務健全性
ピュア・ストレージ(PSTG)基本情報
データソースはMorningstarです。
会社名 | ピュア・ストレージ |
ティッカー | PSTG |
創業 | 2009年 |
決算 | 2月、5月、8月、11月 |
本社所在地 | カリフォルニア州 |
従業員数 | 3,800 |
セクター | 技術 |
ピュア・ストレージのチャート
ここ一年のピュア・ストレージのチャートは以下です。
13ドル~29ドルを推移していますが、5年までさかのぼっても同じようなチャートでした。
ピュア・ストレージの業績推移
売上高 | 営業利益 | 営業利益率 | 純利益 | |
---|---|---|---|---|
2020年07月 | 403,723,000 | -64,119,000 | -15.88% | -64,967,000 |
2020年04月 | 367,119,000 | -70,179,000 | -19.12% | -90,594,000 |
2019年01月 | 422,216,000 | -24,960,000 | -5.91% | -25,755,000 |
2018年10月 | 372,779,000 | -27,217,000 | -7.30% | -28,180,000 |
2018年07月 | 308,884,000 | -55,206,000 | -17.87% | -60,123,000 |
売り上げ高は順調に増加傾向ですが、営業利益はまだ赤字で推移しています。
コメント
ピュア・ストレージはオールフラッシュ・ストレージの分野で最も成長している企業です。
ガートナーのレポートではリーダーとして位置づけられ、「実行能力」および「ビジョンの完全性」の両軸上で最上位の評価を得ています。
チップだけを買い付けてソフトウェアを自社開発することで格安のフラッシュストレージを提供しています。
「実行能力」が高評価を受けているだけあって、自動化が徹底されており電源ボタンすらありません。
ディスクの入れ替え時のリビルドも画面操作不要で自動的に実行されます。
私が企業の立場でストレージを調達するならピュア・ストレージにしようと思えるほどです。
保守料金については、フラッシュストレージはハードディスク(HDD)よりも故障しにくい特性を活かして保守料金を安くできています。
従来のHDDストレージを提供してきた企業ではフラッシュストレージだからと言って保守料金を安くすることはできていないため、差別化の一因になっています。
また、予防保守という考え方で3年程度でディスクを入れ替えて保守料金を払い続ける限り無期限で保守を継続できます。
ビジネスモデルとしてサブスクのように継続して利益を出せる面白い保守体系だと思います。
ただし、業績としては赤字が続いています。
というのも元々安い製品をさらに値引きして売っており、実績を作っているフェーズだからです。
もともとハードウェアの分野では薄利多売になりやすい風潮があり、今後のピュア・ストレージが利益を出していけるかが分かれ目になりそうです。
とはいえ、世の中のデータ量は日々増え続けており、フラッシュストレージ市場も拡大する見込みがあるため、市場の有望性はあります。
技術力があるのでクラウド業者に買収される可能性もありますし、面白味のある投資先だと判断しました。
今後、5年~10年後の評価がどうなっているかわかりませんが、私は上がる方に賭けてみます。
ではでは。
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