高配当投資って気になる。何かオススメ銘柄ってあるの?
こんな人のための記事です。
高配当投資は配当金をもらうことで日々の生活が良くなることを実感しやすいオススメの投資法です。
今回は高配当投資の中でも人気のある米国の高配当ETF「VYM」についてご紹介します。
私は投資歴7年で実際にVYMを買っており、VYMを含めて米国株で1千万円以上の資産を運用しています。
そんな私がVYMの特徴・パフォーマンスについてまとめて、月5万円の配当金を得るための投資金額についてご紹介します。
- VYMの基本情報
- VYMの特徴
- VYMで月5万円の配当金を得るにはいくら必要か?
高配当投資は初心者でも付き合いやすい投資なので、知っていて損はないですよ
VYMの基本情報
そそもそVYMとは何か?について基本情報をまとめました。
データソースはブルームバーグで2021年3月17日現在の情報です。
名称 | バンガード高配当ETF(Vanguard High Dividend Yield ETF) |
運用会社 | バンガード社 |
運用資産総額 | 35.049億ドル(約3820億円) |
インデックス | FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス |
構成銘柄数 | 420銘柄 |
委託手数料 | 0.06% |
分配金利回り | 3.20% |
分配金支払月 | 3月、6月、9月、12月 |
バンガード社が運用する人気の高配当商品で、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスという指数に従うように銘柄選択されています。
420銘柄とかなり多くの銘柄に分散されており、他の高配当ETF(HDV、SPYD)が80銘柄程度なのと比べてかなり分散が効いています。
投資信託組入れ上位銘柄
VYMの2021年3月17日時点での構成銘柄TOP10は以下です。
名称 | ファンドの割合 |
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 3.88 |
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) | 3.64 |
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) | 2.62 |
バンク・オブ・アメリカ | 2.34 |
インテル | 2.17 |
コムキャスト | 2.08 |
エクソンモービル | 2.01 |
ベライゾン・コミュニケーションズ | 2 |
AT&T | 1.73 |
シェブロン | 1.68 |
TOP10を合わせても全体の25%以下となっており、よく分散されていることがわかります。
セクターの偏りもありません。
2017年にはマイクロソフトが高配当銘柄として入っていましたが、株価上昇に伴って除外されました
VYMの特徴:高配当&低経費
VYMには以下の特徴があります。
- 配当水準が比較的高い米国株式で構成される指数と同等の投資成果を目指したETF
- 2.5%~3.5%の高い配当利回り
- 高配当の大型株を中心に構成されていて、REITは含まれない
- 信託経費率が低い(0.06%)
- ディフェンシブ銘柄が多く含まれるので、配当金(インカム)目的の長期保有向き
- 売却益(キャピタル)も合わせて狙える
他の高配当ETF(HDV、SPYD)の方が配当が多いのは事実ですが、構成銘柄が多くよく分散されていることを考えると十分な利回りです。
信託経費についても以下のように着実に下げてきた実績があります。
- 2016年:0.09%
- 2017年:0.08%
- 2019年:0.06%
今後も運用資産総額が増加すれば下げることを公言しています。
運用額100万円に対して600円で銘柄入れ替えなどを全部やってくれるってすごくないですか?
VYMで月5万円の配当金を得るにはいくら必要か?
結論としては、3月17日現在の分配金利回り(3.20%)では2300万円必要でした。
計算式は以下です。
- 得られる配当金=2300万円×3.20%=73.6万円
- 米国での課税=73.6万円×10%=7.36万円
- 米国での課税後配当金=73.6万円ー7.36万円=66.24万円
- 日本での課税=66.24万円×20%=13.248万円
- 日本での課税後配当金=66.24万円ー13.248万円=52.992万円
- 確定申告後の金額=52.992万+7.5万円=60.352万円
アメリカと日本の両方で課税されますが、確定申告でアメリカ分は取り戻せます
月5万円の配当を得るためには2300万円も必要というのは辛いですよね。
ただ、実際には高配当投資は市場平均以上を目指すアクティブ投資なので、2300万円も必要ないかもしれません。
例えば、2020年3月のコロナショックではVYMは35%も暴落しました。
このタイミングでVYMを買えば35%引きの1495万円でも月5万円の配当が得られることになります。
バーゲンセールはいつ来るか分かりませんが、高配当投資を行うなら購入のタイミングは重要というのは覚えておきましょう!
まとめ
米国株高配当ETFとして人気のVYMをご紹介しました。
VYMは売却益も配当も狙えるETFなので、初心者から上級者まで誰にでもオススメできます。
他の高配当ETF(HDV、SPYD)と比べても分散が効いているので私好みです。
自分年金として老後の貯えにするのもいいかもしれませんね!
ではでは。
コメント