マイホームを購入して6年が経ちました。
今のところ持家にして満足しています。
あくまで今のところですが…
マイホームは多くの人にとって人生の最大の買い物ですよね。
なので慎重に検討すべきです。
本記事では賃貸派の意見をまとめて、実際に持家購入した私の感想をお伝えします。
※「賃貸派と持家派の論争に決着をつける!」という記事ではないのでご承知おきください。
あくまでも現在の私のポジショントークです(笑)
賃貸派の主張する5個の理由
賃貸派の意見としては以下がよく出てきます。
- ほとんどの物件の資産価値は下がり続ける
- ローン返済が終わっても維持費がかかり続ける
- 万が一の災害に弱い
- 引っ越しのハードルが上がる
- 家族構成の変化に対応できない
それぞれ深掘りしていきましょう!
1.ほとんどの物件の資産価値は下がり続ける
総務省のデータによると2015年の日本の人口は1億2689万人でした。
これが2065年(50年後)の日本の人口は8135万人と推計されています。
つまり、次の50年で日本の人口は4554万人減るということです。
これは現在の「北海道」と「東北地方」と「北陸地方」と「中国地方」と「四国地方」と「九州地方」を合わせた人口がいなくなるのと同じだそうです。
めちゃくちゃ減りますね。。。
今ですら家の資産価値は下がる傾向にあるので、これだけ人口が減ると将来はますます土地も建物も資産価値を維持できないことになるでしょう。
2.ローン返済が終わっても維持費がかかり続ける
「マイホームは、ローン返済が終われば資産になりますよ!」
というのが不動産営業の売り文句です。
ただ、ローン完済しても
- 固定資産税
- 修繕費
- 維持費(マンションの場合)
はかかり続けます。
「金持ち父さん貧乏父さん」の著者・ロバート キヨサキによると
「あなたの財布からお金を奪っていくものは資産ではなく負債」
だそうなので、
ローン返済しても賃貸に出さない限り資産ではなく負債と言えますね。
3.万が一の災害に弱い
日本は災害大国です。
この10年でも東日本大震災や熊本大震災がありました。
また最近では台風や大雨の被害も増えてきています。
今後も大きな震災が予想されていますので、災害リスクは決して無視できないリスクです。
4.引っ越しのハードルが上がる
マイホームはひとたび手にしてしまうと、簡単に手放すことができません。
例えば、転勤や近隣トラブルがあった場合も簡単に引っ越すことはできません。
もともとマイホームは、「購入者のファミリーにとって最適な物件」なので
「貸すにも貸せない」「貸せたとしても住宅ローンの返済を賄えない」
ということも考えられます。
5.家族構成の変化に対応できない
マイホームでは、家族構成の変化に対応できません。
当たり前ですが、住居人のライフスタイルの変化に合わせて、マイホームが柔軟に姿・形を変えるということはありません。
結局、その時その時の家族構成に最適な住宅に住みたいのならば、マイホームは不向きです。
実際に持家にして感じた2個のメリット
続いて実際に私が感じているメリットをご説明します。
メリット1:住宅設備に投資して住みやすい環境にできる
私は入居時に内窓を設置しました。(これは大正解でした)
他にも床暖房やディスポーザーなどの住宅設備も備えてあり、快適に住みやすい環境になっています。
賃貸でも条件によっては住宅設備を整えることはできますが、持家ほど気兼ねなく設備投資はできませんよね。
メリット2:リスクを受け入れる分賃貸より安く住める
賃貸派で書いた多くのリスクを受け入れている分、同じ条件であれば持家は賃貸より安く住めます。
あくまでも現時点ですが、私の場合は今家を売れば6年間家賃無料で住めたことになります。
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結論、満足はしているがおすすめはしない
6年前に持家購入したことには満足しています。
それは
- 子供がいて結局簡単に引っ越せないのでデメリットが一つ減っていること
- リスクを受け入れて安く住めるメリットを享受できている
からです。
あくまでも今のところの感想なので、「今から持家購入するか?」というと「No」だと思います(笑)
今からなら、賃貸にしながら安い中古マンションを探すかな。
不動産リスクを取りたいだけならREITという選択肢もありますし、わざわざ持家リスクを背負う必要はないと考えが変わってきました。
あと4年で住宅購入してから10年経ちますが、「住宅ローンを借り換えるのか」「賃貸に移行するのか」が今後の大きなテーマになりそうです。
いずれにしてもマイホーム購入は大きな買い物なので慎重にご検討ください。
ではでは。
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