こんにちは、住宅ローン返済4年目のゆうさんです。
好きなブロガーさんが「10年以上のローンはダメです」という記事を紹介していました。
(記事自体は2009年の記事ですが)
絶賛ローン返済中の私が感じている住宅ローン契約で意識すべきポイントをまとめておきます。
Chikirinさんの意見
Chikirinさん2009年に書いた「10年以上のローンはダメです」という記事ですが、要約すると
- 今の不安定な時代、最長でも10年ローンまでにしなさい(10年で買えないモノは分不相応)
- 新築不動産に販売価格ほどの価値はない(10年後には半額になる)
- ローン期間が長期になると利子が膨らむ
です。
至極まっとうで、概ね正しいと思います。
皆あまり考えずになんとなくで35年ローンを組んでしまっていますよね。
35年で割れば買えないものがないような気分になれます(笑)
条件によって変わるところもある
ただ、少しだけ付け加えさせていただきたいです。
- マイナス金利時代は借金した方がお得
- 賃貸に払うよりはローンに払った方がよいという考え方もある
- 人気エリアでは10年住んで、ほぼ販売価格(あるいはそれ以上)で売れるケースもある
- 団信は生命保険代わりになる
という点です。
マイナス金利時代は借金した方がお得
2009年当時は変動金利の住宅ローンが2%でした。
それでも十分安い水準ですが、2018年現在は0.6%まで下がっています。
住宅ローン控除という制度もあり、10年間はローン額の1%が戻ってきます。
(たくさん税金払っている人に税金が戻るという制度です)
そのため、会社員であれば住宅ローンを組んでいるとローン額の0.4%だけお金が増えるという仕組みになります。
ローンを組んでいる方がローンを組んでいないのと比べて手取りが増えるというのは革命的ですね。
例えば、4000万ローンを組んでいたら年間16万円手取りが増えるわけですから。
賃貸に払うよりはローンに払った方がよいという考え方もある
生活するうえでは住む場所が必要ですよね。
Chikirinさんの言うように“頭金をたくさんためて、10年で返せるだけのローンを組もう”という考え方も一理あると思います。
ただ、その頭金を貯める間は賃貸料金を払って生活する必要があるので、「賃貸料金が無駄だな」と思ってしまうのです。
例えば、5年間9万円の賃貸を借りていたら
- 9万円 × 12か月 × 5年 = 540万円
にもなります。しかも更新料など抜きにしてです。
だったら、その540万をローン返済に当てた方がよいのではないか、と考えます。
もちろん、ローンを組むと540万すべてで元本返済できるわけではないのですが、ざっくり400万くらいは元本返済できるはずです。
人気エリアでは10年住んで、ほぼ販売価格(あるいはそれ以上)で売れるケースもある
また、Chikirinさんは「新築を3000万で買っても10年後には1500万の価値だよ」と書かれています。
郊外の住宅地だったら概ね正しい見解かと思いますが、都心のマンションであれば
「新築を5000万で買って10年後には5000万で売れる」ということが起こりえます。
まぁ、未来のことは誰もわからないわけですが、すべてのケースで半額になるわけではありません。
団信が生命保険代わりになる
住宅ローンは必ず団体信用保険というものに入る必要があります。
(他のローンと違うことろです)
団信はローン契約者が死亡した場合に、ローンを払わなくてよくなる保険です。
そのため、団信を生命保険の代わりとして考えることもできます。
結論、よく考えてからローンは組みましょう
よく考えずになんとなくで35年ローンを組んでいる人が多いのも事実です。
ただ、すべてのケースで10年以下のローンが絶対にいいか、というとそんなことはありません。
私の場合は
- どうせ住宅費を払うなら賃貸ではなく持家に対して払いたい
- 住宅ローン控除で、実質ローン金利は払っていないのと同じにできる(10年だけ)
- 団信を生命保険代わりに利用する
- 10年後に一気に繰り上げ返済する
- 働けなくなったらすべて売却してローンを無くし実家に行ける見込みがある
- 日本の赤字国債に起因するインフレが心配なので、なるべく円建てでない資産を持ちたい
という考えから35年住宅ローンを組みました。
少しでも住宅ローンを検討中の方の参考になれば幸いです。
ではでは。
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