こんにちは。米ドル建てMMFに絶賛投資中のゆうさんです。
安全重視なら外貨MMFがおすすめです。
今回は、米ドル建てMMFの特徴をまとめておきます。
外貨MMFとは?
まず、外貨MMFについて説明します。
外貨MMF(Money Market Fund)とは
『外国のお金(ドルやユーロなど)に円を両替して、安全性の高い債券(国債や社債)で運用する投資信託』を表します。格付けが高く、安全性の高い債券で運用しますので、信用リスクという意味ではローリスクの投資となります。「外貨預金よりも金利が高い、為替手数料が安い」など外貨預金と比べて有利な点が多いのも特徴です。証券会社で購入できます。
出典:やさしい株のはじめ方
つまり、外貨MMFとは、安全性の高い投資信託になります。
どれくらい安全なのか?
外貨MMFは格付けが高い安全重視の
- 国債
- 地方債
- 企業が発行する債券
などへ分散されています。
そのため、元本割れするリスクは「ほぼ」ありません。
「ほぼ」と書いているのは、歴史的には2001年に唯一、エンロン社の粉飾決算事件の時に元本割れしたことがあるからです。
(エンロン社は、当時、超優良企業という位置づけだったため、MMFもエンロン社の発行する債券を購入していました。)
エンロン事件以来、MMFはより慎重に、より確実に運用されており、その後、元本割れは起きておりません。
今後もMMFが元本割れを起こすリスクは少ないでしょう。
私も米国株向けに米ドルのポジションを作りたいときは積極的に利用しています。
外貨預金 vs 外貨建てMMF
一般的に、米ドル建て資産を保有したい場合に一番にイメージされるのは外貨預金ですよね。
しかし、私は銀行での外貨預金をあまりおすすめしません。
外貨預金と外貨建てMMFを比較してメリットをまとめます。
為替手数料が4分の1
銀行で外貨預金として、1万米ドル購入すると、為替手数料だけで1万円がかかってしまいます。
もちろん、米ドルから日本円へ戻す時にも、手数料が発生し、往復で2万円も銀行に取られてしまいます。
しかし、米ドル建てMMFであれば、SBI証券やマネックス証券で1万米ドル購入する場合は、為替手数料は2500円で済みます。
米ドルから日本円へ戻す時まで考えると、
- 外貨預金:2万円
- 米ドル建てMMF:5000円
となり手数料がかなり違います。
金利が少し高い
2017年10月現在、アメリカでは少ずつ金利を上げる政策をとっています。
米ドル預金と米ドルMMFで金利差はあまりありませんが、
- 外貨預金:0.300%
- 米ドル建てMMF:0.607%~0.949%
となっていて、米ドル建てMMFの方が有利です。
なお、今後もアメリカは金利を上げていく政策ですので、米ドル建てMMFの利回りも上がっていくことが期待できます。
(日本のマイナス金利政策とはすごい違いですね。)
気軽に少額から投資できる
銀行の外貨預金だと
「米ドルを1万円分下さい」
と窓口で言っても、手数料が100円しかもらえないので、いいお客さんとして扱ってくれないかもしれませんね。
(さすがに拒否することはないでしょうが)
一方で、米ドル建てMMFであれば、
- マネックス証券の場合は、1000円以上、1円単位で投資することが可能です。
- SBI証券の場合は、10米ドルから投資可能です。
(直接円貨から購入する場合は5,000円から可能)
と気軽に少額から投資できます。
また、外貨建てMMFはいつでも売買できるという利点もあります。
資産の安全性
銀行といえども潰れる時代ですよね。
大きな金融ショックが起きて銀行が倒産することは大いにあり得ます。
そのようなときに外貨預金は、ペイオフ対象外であるため元本が保障されません。
なので、せっかく米ドルの資産を作ってもなくなってしまうリスクがあります。
一方で、外貨建てMMFであれば、証券会社の資産と分別管理されていますので、証券会社が倒産しても保全されます。
結論、「外貨預金」より「外貨建てMMF」の方が有利
米ドル建てMMFは、
- 顧客資産が分別管理されていて安心
- 手数料が4分の1と安い
- 金利も外貨預金よりも高い
- 少額から投資できる
- いつでも売買できる
などなど、多くのメリットがあります。
安全重視でインフレ対策をするのであればお勧めの金融商品の一つです。
今後の日本を考えると少子高齢化&人口減少となるため、円の価値が今のまま高くあり続ける可能性は低いです。
少額からでも米ドル建てMMFへ投資されることをお勧めします。
外貨建てMMFの購入方法
外貨建てMMFの購入イメージは以下です。
外貨MMFは株を売買するのと同じように、証券会社を通して買うことができます。
外貨MMFは日本円で購入して、外貨(米ドル)のまま売却できます。
そのため、米国株投資用の資金で、暴落に備えて米ドルをもっておく場合(投資タイミングをうかがう場合)に、少し利息の付く安全な保管先としてMMFを利用することをお勧めします。
いざ、金融ショックが起きたら、米ドルのままMMFを売却して、バーゲンセール状態になった米国の優良企業の株へ投資すればいいのです。
具体的な証券会社としては、SBI証券、またはマネックス証券をお勧めします。
口座開設されていない方は、ぜひ以下からご開設ください。
- SBI証券
(ネクシィーズ・トレード) - マネックス証券
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