いきなりですが、あなたは自分の財布に入っているお金や貯金をどれだけ信じていますか?
という声が聞こえてきそうですが、今から200年経てば紙幣の価値は0.07倍になります。
紙幣の価値は0.07倍になる根拠についてご説明します。
歴史は繰り返されるから
紙幣の価値は0.07倍になる根拠はただ一つ、歴史は繰り返されるから。
以下のグラフは株式、国債、金、現金、それぞれの価値が200年間でどう変動したかを表しています。
(アメリカのデータです。)
1800年に1ドルを
- 株式
- 長期国債
- 短期国債
- 金
- 現金(紙幣)
で200年間持っていた場合の価値の推移を表しています。
- 1ドルを「現金」で200年持っていた場合、0.07ドルの価値しかありません。
- 1ドルを「金」で200年持っていた場合、0.98ドルの価値になります。
(金が価値がほとんど変わらない資産といわれる所以です。) - 1ドルを「長期国債」で200年持っていた場合、952ドルの価値になります。
- 1ドルを「短期国債」で200年持っていた場合、304ドルの価値になります。
- 1ドルを「株式」で200年持っていた場合、何と約60万ドル相当の価値になっています。
株式が圧倒的に高いリターンを生んでいることはグラフからも一目瞭然ですね
そもそも紙幣は中央銀行が印刷している紙切れ
上記のデータは、我々の財布に入っている紙幣の価値がいかに儚いものなのかがよくわかるデータですね。
200年は長すぎますか?
日本の場合も、1950年代と比べると現在は物価10倍にもなっています。
つまり、たった70年ほどで紙幣の価値が0.1倍になっているのです。
長年のデフレに慣れ切ってしまった我々日本人には想像しにくいかもしれませんが、日本円だって日銀が印刷している紙切れに過ぎず、長期的には価値を落としていきます。
資本主義が続く限り、長期投資が最良
ブラックマンデーにはじまる世界恐慌やリーマンショック、2度の世界大戦を経ても、長期的な視点にたてば株式の資産価値は増え続けていることになります。
資本主義が続く限り、このように長期投資をすれば資産は増えていくのです。
個人投資家は短期パフォーマンスを追求する必要がありません。
そのため、個人投資家こそ、短期的な価格変動に一喜一憂せずに右肩上がりの株式長期パフォーマンスを享受しやすいのです。
日本円の持つ不安要素
ここまでの説明を聞いても
これから先はわからないじゃん。
と言われる方もいると思います。
未来はなってみないとわかりませんが、これからの日本も楽観視できる状況ではなくて、
- 政府の借金は1300兆円を超えて、なお増え続ける
- 少子高齢化が急激に進行し、人口減少が止まる見込みがない
- 年金問題、医療費問題、社会福祉費問題、etc
という状況です。
そのため、戦後よりもむしろ紙幣の価値を落としてインフレになるのではないかな、と個人的には感じます。
まとめ
過去200年のデータでは株式の価値は常に右肩上がりでした。
それが今後も続く可能性と続かない可能性のどちらに賭けますか?
私は続くほうに賭けています。
資本主義社会である以上、株式が最も高いリターンをもたらすことはある意味必然です。
具体的な長期投資の始め方は当サイトでも紹介していきますので、とにかく1歩ふみだして、資産づくりに向けてスタートしましょう。
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