手動トラリピはFXで毎月安定的に収益が得られる手法になります。
大きなリスクを負って一攫千金を狙うような方法ではなく、コツコツと確実に収益を積み重ねて不労所得を狙う手法です。
そもそもトラリピとは?
手動トラリピの前に、そもそも“トラリピ”から説明します。
トラリピとは
FX会社の「マネースクウェアジャパン(以降、M2J)」が特許を取得しているFXの取引手法で、トラップリピートイフダンの略のことです。
「1ドル=○○円まで下がったら買って、1ドル=△△円になったら売る」
というような注文(IFD注文)を自動的に繰り返し続けてくれるサービスになります。by ゆうさん
以下のようなイメージです。
引用元:M2Jのリピートイフダンのぺージ
FXと聞くとギャンブル性が強いイメージがあるかもしれませんが、トラリピについてはそんなことはまったくありません。
引用元:M2J
トラリピでは
- あせらず
- 迷わず
- 張り付かず
に、まさに「果報は寝て待て」形式で利益を目指します。
何とトラリピでは9割以上の人が利益を上げているとのことです。
“手動トラリピ”とはその名の通り、トラリピが自動でIFD(イフダン)注文を繰り返し行ってくれるのに対し、トラリピを手動=自分で行う手法のことになります。
なぜ本家の自動トラリピではなく手動トラリピにするのか
M2Jのトラリピは設定が簡単で、設定後の手間もかからず、まさに不労所得と呼べる、すばらしい注文方法です。
しかし、残念ながら
- スプレッド(売買価格の差)が広く
- スワップ(金利)が低い
という、大きなデメリットがあります。
自動トラリピと手動トラリピを比較すると、為替の動き次第な部分ですが1.5倍以上の利益差が出るとの報告もあります。
複利の世界では数%の利益の違いが将来の大きな違いになるため、多少の手間があっても私は本家の自動トラリピは利用せず手動トラリピを行っています。
手間と言っても、年40回ほどの注文作業が発生するかどうかしか違いはなく、
実際やってみるとわかりますが、約定のメールが来ていたら注文を入れるだけ(10秒くらい)の作業が月2~3回発生するだけです。
そのため、手間と言うほど苦にはなりません。
(むしろ約定メールが来ると嬉しいです)
また、M2Jでは最低取引数量が1000通貨からなので、M2Jのサイトでも説明されていますが、安全にスタートするためには100万円以上用意する必要があり、スタートにあたっての敷居の高さも手動トラリピの方が圧倒的に低いです。
手動トラリピのやり方
手動トラリピのやり方は超簡単で、イフダン注文(IFD)を入れまくるだけ。
イフダン注文(IFD)とは
「1ドル=○○円まで下がったら買って、1ドル=△△円になったら売る」
というような注文方法です。by ゆうさん
例えば、
- 「1ドル=110円まで下がったら買って、1ドル=112円になったら売る」
- 「1ドル=109円まで下がったら買って、1ドル=111円になったら売る」
- 「1ドル=108円まで下がったら買って、1ドル=110円になったら売る」
というような注文になります。
そして、注文が決算されれば、再び決算されたのと同じ注文を入れるだけです。
(本家M2Jのトラリピはこの作業を自動で行ってくれます。)
この手間さえ惜しまなければ、手数料が無料のFX会社でもトラリピは行えます。
考えることは次の4つだけ
FXといえばマニアックな相場予想やチャート分析が必要と思われるかもしれませんが
そんなことは一切必要ありません。
考えるのは以下の4つだけです。
- どんな通貨で
- どんな範囲で(レンジ幅)
- どれくらいの注文を(仕掛ける本数と一本あたりの通貨量)
- どんな風に発注するのか?(一回の決済で得る利益はいくらか)
この4項目を設定すれば、あとはほったらかしで売買してくれて、コツコツお金を増やせます。
FXは、感情的になると失敗すると言われていますが、(手動)トラリピでは機械的に売買してくれるので感情的になる余地がありません。
米国株と比べた場合の(手動)トラリピのメリット
米国株と比べた場合の(手動)トラリピのメリットは不況時にも利益を上げることができることです。
リーマンショックに代表されるような金融ショックは数年~数十年に1度必ず起きます。
(世界にはリスクが山のように存在しています。)
米国株では金融ショックが起きると、ただただ下がり続けていく相場を眺めることしかできず精神的にもきついですが、(手動)トラリピであれば不況時にも利益を上げることができるため、運用資産の一部をトラリピにあてることで理想的な資産分散に近づけます。
(手動)トラリピで注意すべきこと
これまでの説明を読んでいただければ、(手動)トラリピは万能だと感じるかもしれませんが、もちろん注意点があります。
それは「損失リスク」と「逸失リスク」です。
トラリピではある一定のレンジを予想して、そのレンジに対してトラップを仕掛けます。
予想したレンジを外れたとき、リスクが表面化してきます。
損失リスク
最も気を付けなければいけないのが「損失リスク」です。
トラリピを買いポジションで保有している場合、為替相場がトラリピのポジションよりも下がったらトラリピのポジションに含み損が発生します。
トラリピは相場の上下を利用して利益を得る手法なので含み損が出るのは必然です。
ただ、相場が回復せずに下がり続けて耐えきれなくなると強制ロスカットされて大きな損失となってしまいます。
トラリピでの1番大きなリスクはこのロスカットです。
そのため、少なくとも過去最低値になっても大丈夫なようにリスク管理をしっかりしましょう。
利益は年利10%程度になっても、100年に1度と言われたリーマンショックでさえ想定内、と言う状態にすべきです。
逸失リスク
「損失リスク」とは逆に、トラリピを買いポジションで保有している場合、為替相場がトラリピのポジションよりも上がったら保有しているポジションが全て決済されます。
想定したレンジよりも更に上に相場が上昇する(円安になり続ける)と新規のイフダン注文が発注されなくなります。
こうなると取引チャンスを逃すことになり「逸失リスク」となります。
(損失リスクに比べてそれほど大きなリスクではありません)
単純に、レンジ幅を広くする(上値を追いかける)と必要資金が増えたり、年利が減ったりと問題も出てきます。
トレードオフの関係になるので、自分の資金力や運用方針などと照らし合わせて考えましょう。
まずは10万円からスタートすべし!
とはいえ、得体のしれないモノ(未体験のモノ)に初挑戦するのってやっぱり不安ですよね。
そんな不安を減らすためにSBI FX TRADEを利用した10万円からスタートする手動トラリピをお勧めします。
少ない資金でスタートして、慣れてきたら金額を増やせばいいのです。
具体的な運用の始め方を以下にまとめました。
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まとめ
手動トラリピ入門としてメリットと考え方を解説しました。
もし、友人から
手動トラリピってどうなの?
と聞かれたら「1日でも早く始めなさい!!」って言うレベルです。
具体的な運用の始め方をもう一度掲載しておきます。
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皆さまも、ぜひ、手動トラリピをご検討ください。
ではでは。
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