ということで、今回は日本人の金融資産について考えてみます。
日本の個人金融資産総額は世界一
突然ですが、日本の個人金融資産総額はいくらぐらいあると思いますか?
なんと、「1809兆円」もあります。
(2017年8月18日付の日銀「資金循環の日米比較」レポートより)
「1809兆円」というと規模が大き過ぎてどれ程すごいのか想像しにくいですが、
- 2017年の東証の時価総額は「約643兆円」
- ニューヨーク取引市場の時価総額は「約2460兆円(22兆ドル)」
なので、日本人は、
- 日本の株式市場を2.8個分買い占める
- ニューヨーク取引市場の7割を買い占める
ほどのずば抜けた資金を持っているのです。
(意外と日本人は資産を持っていて驚きました)
日米の金融資産への考え方が顕著に分かる資産分布
日本人の凄さを実感したところで、次は日本の個人金融資産の内訳を見てみます。
出典:ガベージニュース
図からもわかるように日本の金融資産の内訳は
- 現金・預金 → 51.5%
- 債権 → 1.4%
- 投資信託 → 5.4%
- 株式・出資金 → 10.0%
- 保険・年金準備金 → 28.8%
- その他 → 2.9%
となっています。
金融資産の半分は「現金・預金」で、株式投資はたったの10%しかありません。
米国やユーロと比較するとわかりやすいですが、ちょっと保守的過ぎませんか?
提案:今こそ投資大国日本になろう!
我々日本人は、
- 日本の株式市場を2.8個分買い占める
- ニューヨーク取引市場の7割を買い占める
ほどの恐ろしい資金を持っているのに、そのほとんどは銀行口座に眠っています。
さて、日本をこれからも経済豊かにするために、一つ提案があります。
一人あたり30万円分を米国株へ投資しましょう!
つまり、
- 日本の個人金融資産1809兆円のうち、たったの36兆円分
を米国株への投資に回すのです。
例えば、アメリカ市場全体への投資にあたるSPYを購入すれば、年間約3%の配当金が期待できます。
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そうすると、年間1万円程度の配当金が期待できますので、日本全体では1兆円の配当金になります。
これだけで、日本の黒字が1兆円も増えるのです。
ちなみに、2016年度の日本の貿易収支は+4兆円でしたのでバカにできない額になります。
ちなみにちなみに、日本人の貯金1809兆円のうち、アメリカのように35%を米国株に投資できれば633兆円になりますので、
- 633兆円×3%=19兆円
で、毎年19兆円の配当金がもらえて、19兆円の貿易黒字になるのです。
今後の日本では、確実に少子高齢化が進み労働人口が減少します。
今こそ、投資大国日本に生まれ変わりましょう!
まとめ
日本には、石油も、鉄鉱石も、ダイヤモンドも、若い労働力も、強い政治力も、軍事力もありません。
その代わりに、世界一の資金力があります。
何十年後の将来も先進国であり続けるために、今こそ蓄積から投資へステップアップしましょう。
そのために、まずは一人30万円を米国株へ投資しましょう。
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